赤ちゃんのコップ飲み・ストロー飲みの練習は?

赤ちゃんのコップ飲み・ストロー飲み、いつから?
赤ちゃんのコップ飲み・ストロー飲みは、離乳食を開始し、母乳やミルク以外の味を知り、スプーンにも慣れた頃から始めてみましょう。赤ちゃんの成長のスピードは一人ひとり異なり好みもありますので、具体的に月齢が〇ヵ月になったら始める、というものではなく、赤ちゃんのペースに合わせて進めることが大切です。
赤ちゃんのコップ飲み・ストロー飲み、進め方は?
「おっぱいを飲む」は生まれながらに備わった”反射”の働きですが、コップやストローで「飲む」には、お口全体の動きが異なるので、少しずつ経験を積む必要があります。
ストローで飲む時は、唇でストローをとらえて、口をすぼめて吸い上げます。ストローと唇の間にすき間があると、上手に飲むことができません。ストローも最初のうちは太めのストローで唇でとらえる練習をし、徐々に細いストローでも連続して飲めるようになっていきます。

コップで飲む時は、唇でふちをとらえることが最初のステップです。まずは大人がコップに手を添えて飲ませてあげましょう。コップ飲みを進める時は、出てくる水分量を調節でき、水分が出てくるところと口をつけるところの距離が短い方が、口の前方が使えて良いです。コップ飲みを進める時は赤ちゃんがこぼすこともありますので、こぼれにくい工夫があるコップを使用するとよいでしょう。
赤ちゃんが自分でコップをかたむけて飲めるようになるには1才半頃になります。それまでは、赤ちゃんが自分で飲もうとしてもこぼしてしまったり、落としてしまったりすることがありますので大人が近くで見守ってあげましょう。
コップ飲みとストロー飲み、どっちが先?
どちらから始めてもよいです。赤ちゃんにとって新しい飲み口に慣れるまで時間がかかることもあるので、赤ちゃんの様子に合わせて飲み口を選んだり、無理をさせないようにコップとストローを使い分けていくことが大切です。
コップやストローでミルクを飲んでもいいの?
授乳や哺乳びんで飲む口の動きと、コップやストローで飲む口の動きは異なります。離乳期の赤ちゃんにとっても母乳やミルクは必要な栄養が含まれています。ストローやコップ飲みの練習中はこぼしてしまったり、うまく必要量を飲めないことがあります。そのため、母乳やミルクをコップやストローを使って飲むことはおすすめしていません。
監修

赤ちゃんナレッジグループ
赤ちゃん研究の専門部署。
赤ちゃんを中心とした成長・発達の基礎研究や、行動観察(モニター観察)を行う。研究や観察からの結果をもとに、お客様の困りごと・ニーズを掘り起こし、商品・サービス開発につなげている。