体の表面を保護し、体内の水分や体温を保つ役割を果たしている皮膚。
外気や紫外線、摩擦や汚れなど、普段の生活の中で、皮膚は常にさまざまな外部刺激にさらされています。
外部刺激によるダメージを防ぎ、皮膚をすこやかに保つのがスキンケア。
「カサカサなど肌のトラブルが起こったらスキンケア」ではなく、「肌を健康な状態に保ち、トラブルを起こしにくくするために、普段からスキンケア」なのです。
月齢や肌質によらず、スキンケアは必要です。
赤ちゃんの皮膚は角質層の厚さが大人の約半分。そのため、ちょっとした刺激でも角質層がはがれ、バリア機能が低下してしまいます。
ほこりや細菌など有害な外部刺激が入ってこないように保護し、水分は出ていかないようにして乾燥を防ぐ働きを皮膚のバリア機能といいます。
角質層を構成する角質細胞と、角質細胞の間を埋めるセラミド(細胞間脂質)がその働きの要。
赤ちゃんの肌は大人に比べてバリア機能が未熟なので、肌トラブルを起こしやすいのです。
皮脂は肌の表面を保護し、水分の蒸発や有害物質の侵入を防ぐ役割を果たします。
生後2ヵ月頃までの赤ちゃんは、ママからもらったホルモンの影響で皮脂の分泌が活発。
しかし生後3ヵ月頃からは皮脂分泌が少なくなり、肌がかさつきがちになります。
赤ちゃんの体は小さくても汗腺の数は大人と同じ。その上、新陳代謝が活発なので、汗や垢で皮膚が汚れやすいのです。
大人よりデリケートな赤ちゃんの肌。ていねいなケアで、肌をよい状態に保ってあげましょう。
ゴシゴシこするのは厳禁。十分に泡立てて、やわらかなスポンジや手でやさしく洗います。
洗浄料も赤ちゃんの肌に合った低刺激のものを使います。
ソープなどの洗浄成分が肌に残っていると、それが刺激になってしまいます。
おふろの後など、水分を拭き取った後の肌は急速に水分が失われます。ローションなどでしっかり保湿してあげましょう。
● 低刺激
● うるおいをしっかり補える
手間のかかるおふろや毎日のケアで使い勝手のよいことも重要です。
赤ちゃんの肌のpH値に着目し、赤ちゃんの肌に合わせた弱酸性でつくりました。(※1)
肌と同じ弱酸性だから、刺激になりにくく健康な肌状態をそのまま保てます。
※1 )ベビーオイルを除く。ベビーオイルは赤ちゃんのお肌をやさしく守る植物性です。
肌に含まれている成分セラミド配合で、肌の水分をキープ、外部刺激から肌を守るバリア機能を高めます。
赤ちゃんを抱っこしながらでも片手で泡が取れるポンプや液だれしないラッパノズルなど、使うシーンを考えてつくっています。
ポンプの先がななめにカットしてあるので、片手でも泡が取りやすい
先端がラッパ型で液だれしにくい
おむつ替えの時のケアや、鼻・耳・おへそなどのポイントケアに。
化粧水タイプか乳液タイプかは季節や好みで。体全体の広い範囲の保湿に。
手・顔・ひじ・ひざ・かかとなどのかさつく部分に。
1.つける時は、少量ずつ肌になじませていきます。たくさん塗っても、効果が上がるわけではありません。
2.やさしく軽くなでるように。力を入れてこすったりしないこと。
3.クリームやローションは手のひら全体で、オイルでポイントケアをする時は綿棒につけて使うと便利。
肌を構成する成分のひとつで、角質層の細胞のすき間を埋めている物質。皮膚のバリア機能を高めます。セラミドが不足すると水分が蒸発し、外部刺激が内部に入り込みやすくなって肌トラブルを起こしやすくなります。
肌をみずみずしく保つ保湿成分。
肌を保護する成分。
角質層で水分保持の働きを担う天然保湿因子(NMF)のひとつ。
主に保湿成分や刺激緩和成分として用いられます。
健康な肌の皮脂膜のpH値は弱酸性。スキンケア用品も同じ弱酸性なら、低刺激で健康な肌状態を保つことができます。
化粧品などを繰り返し使用することによって特異的な免疫反応が誘発されて、赤みやただれなど皮膚反応が出るかどうかを確認する試験。
パッチテストとは異なります。(パッチテスト:肌に直接触れた時の刺激で皮膚反応が出るかどうかを確認)